High-harmonic generation by electric polarization, spin current, and magnetization

池田です。先日arXivで公開した論文が出版されました。
査読はとてもすんなりで、かなり早く出版されて良かったです。
しかし論文が長いので校閲が疲れた・・・

Tatsuhiko N. Ikeda and Masahiro Sato
High-harmonic generation by electric polarization, spin current, and magnetization
Phys. Rev. B 100, 214424 (2019)

Generation of DC, AC, and Second-Harmonic Spin Currents by Electromagnetic Fields in an Inversion-Asymmetric Antiferromagnet

池田です。論文が新たに出版されました。
反転対称性の破れた反強磁性体に電磁場を与えて直流・交流・第二高調波スピン流を発生させる方法の理論提案です。

先日の佐藤さんとの共同研究のスピンオフ作品で、理論モデルは鎮西君の修論研究にインスパイアされています。色々遊んでいるうちに、散逸系ならとてもシンプルな機構でスピン流が流れてもいいことに気づきました。つまり、反強磁性体では局所磁化が交代的になっているわけですが、電磁場によってこのバランスを崩せばある方向にスピン流が流れるというものです。

open peer review というのが面白く、査読者とのやりとりも公開されています。
もしよかったらご覧ください!

Tatsuhiko N. Ikeda
Generation of DC, AC, and Second-Harmonic Spin Currents by Electromagnetic Fields in an Inversion-Asymmetric Antiferromagnet
Condens. Matter 2019, 4(4), 92

レタス収穫祭

最近、研究室でレタスの栽培が始まりました。
先週初めて収穫して、みんなで食べました。


第13回 物性科学領域横断研究会


第13回 物性科学領域横断研究会 に池田と川原が参加しポスター発表を行いました。

ポスター発表のタイトルは
池田「層状MX2化合物における自由エネルギー多谷構造とストライプCDW構造の起源
川原「マルチフェロイクス系におけるドメイン壁ダイナミクス
です。活発な議論が出来、とても有意義な研究会でした。

PS 池田が優秀ポスター賞を頂きました!

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学生優秀発表賞!!!

D2の鎮西です。約半年ぶりの更新です。 この度、日本物理学会の領域1で学生優秀発表賞をいただきました! 下の(引きつった)笑顔の写真は、受賞後の喜びの記念撮影です