池田です。論文が新たに出版されました。
反転対称性の破れた反強磁性体に電磁場を与えて直流・交流・第二高調波スピン流を発生させる方法の理論提案です。
先日の佐藤さんとの共同研究のスピンオフ作品で、理論モデルは鎮西君の修論研究にインスパイアされています。色々遊んでいるうちに、散逸系ならとてもシンプルな機構でスピン流が流れてもいいことに気づきました。つまり、反強磁性体では局所磁化が交代的になっているわけですが、電磁場によってこのバランスを崩せばある方向にスピン流が流れるというものです。
open peer review というのが面白く、査読者とのやりとりも公開されています。
もしよかったらご覧ください!
Tatsuhiko N. Ikeda
Generation of DC, AC, and Second-Harmonic Spin Currents by Electromagnetic Fields in an Inversion-Asymmetric Antiferromagnet
Condens. Matter 2019, 4(4), 92
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